September 08, 2009
ブログを引っ越しました
畑の引越に先立ち、ブログを移転しました。続きの記事は、こちらへどうぞ
今後とも、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
ウエダオーチャード
momouyda&どさんこ犬シータ
17:47:03 |
momouyda |
|
DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
August 23, 2009
秋がきました
八月下旬の富良野盆地は、すっかり秋になりました。朝晩は、フリースなしでは過ごせないほどの涼しさで
原爆記念日あたりの刺すような陽射しが、想い出されます。
お盆を境に、農産物の値段から空気までががらっと変わるところが
内地にはない感覚です。
さて、今年はさほど暑くなかった分、メロンが終わったことによる虚脱感もなく、
いつもよりかは余力があるようです。
これから来作まで、畑と家の引越を控えている我が家にとっては、しめたもの。
これからハウスのなかを片付け、鉄パイプを引き抜いて新しい畑に運び、
新しいハウス2棟と合わせて建てる仕事が待っています。
ハウスはメロン栽培用6棟と半分、それから育苗ハウスも必要です。
それらビニールハウスを建てながら、あるいはその後になる覚悟でいますが、
自分たちの住む家をなんとかしないといけません。
つぎに住む家は、まるで「となりのトトロ」みたいな古くて懐かしい雰囲気です。
もしかしてススワタリがいるかもしれません。
以前は石炭ストーブをぼんぼんと焚いていたとのことで、
あながちあり得なくはない話です。いたら犬が喜びます。
さて、そこの床壁天井を張り替え、
なぜか外に放り出してある風呂桶を浴室に戻して風呂場を作ります。
トイレも便器を買ってこないとただの穴。前の方のは一体どこにいったのだか。
キッチンも作り替えます。換気扇がないので、手荒な私には料理できません。
このあたりは、あまり凝ろうとせずに最小限で抑えようと思っています。
それというのも、近い将来、二人でほんの小さな平屋を建てたいからです。
その間取りを昨冬から考えてあるので、遊び心と夢はこちらのほうに盛り込むつもりです。
余裕ができたら庭も仕立てたいし、野菜も穫りたいし、
秋の妄想は、我が家のキャベツのようにふくらむばかり。
いま野菜は何でもばか高くキャベツだけが安いというのに、
我が家でも植えた分だけ穫れたのでした。
そこにいただきものの秋刀魚がふっくら美味しく焼けて、
今さっき引き抜いてきたばかりの枝豆と、朝穫ったばかりのトウモロコシ、
どちらもさっと茹でてあつあつを頂き
冷やしトマトのスライス、ズッキーニのみそ汁。
庭の野菜が穫れたり、他の農家さんのお裾分けを頂いたり
そちこちで頂いた自慢の野菜のおいしいところが集まって
今晩のuyda家は、料理が要らない食卓です。
こうして冬までの栄気を養い、走り出しました。
農村に住む幸せ、秋もなかなかです。
22:58:14 |
momouyda |
|
DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
August 16, 2009
重たいお盆
とんでもない夏のいたずらは、爪痕なまなましく居残っていて、我が家のメロンがほぼ終わった今でも、様々な人を悩ませています。
お盆前にメロンを穫り切るはずだったメロンの親方のところでは、いまだ未熟なメロンが残っており、
もりもり働く農業ヘルパーさんの後片付けのほうが早いものだから
お盆休みも満足に取れず調子の狂ってしまった出面のおばさま方の空いた口が塞がりません。
我が家では、uydaがスイカを割ってはため息ばかり付いています。
どれもこれも、種が白くて、真ん中にぽっかりと鍾乳洞のような穴があいており
かじってみれば、激甘のがりがりした筋っぽい果肉に面食らい、
糖度を測ってメロン並みの数値が出てしまったものだから往復ビンタのダブルパンチ。
何だよ、これ?
皮の際、外側に向かって美味しく、みずみずしくなって行くスイカ、そんなのは初めてです。
味見のスイカを割れば割る程に、uydaの顔がますます曇っていきます。
不機嫌な九州男児。しばらく近づかない方がよろしいようです。
ちなみに熟れすぎたスイカのこと、
これをスイカの親方は「げくげくのスイカだよお、げくげくだあ」
と呼ぶそうです。
狭い山部地区でも通じるかどうかの言い回しですが、
本来、潤っているはずのところが、ぼそぼそと粉っぽく乾いている、
という表現とすれば、どこかわかるような解らないような。
スイカ畑を眺めれば、我が家ももげくげくな気分になります。
web上でみる新規就農の先輩や、仲間の様子からは、作物の出来について
無神経な世論に怒りをおぼえるという書き込みがつぎつぎと出て来ました。
まったく心痛い思いです。
同じくげくげくな気分を拭いきれない我が家では
来作に向けて、今から何をしようかという課題が、次々と膨れ上がってきています。
やりたい事だらけです。
せいぜい、残りあとわずかな収穫物を大事にし、
たった3匹しかいなくとも、家族を大事にし
来年を大事にしよう。
そうするしかないと思っています。
それはもちろん、メロンやスイカを買って下さるお客様あってのことです。
特にuyda自慢(大自慢のはずだった)のスイカをご注文下さった皆様、
ご期待に添えず、申し訳ございませんでした。
あらためて、お詫び申し上げます。
ほぼ全てのメロンが旅立った今、
もはや課題が押し寄せてきた我が家を
どうぞ今後もご贔屓にしていただけますように。
たかがメロン、しかし祈るような気持ちで箱詰めしています。
お盆の終わり、早くも2年目の締めくくりが見えてきた我が家です。
12:16:09 |
momouyda |
|
DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
August 06, 2009
4棟目の満月
さて、メロンが穫れ出したら早い早い。曇りの時代が明けて、ようやく夏らしくなったと思ったら
どんどんメロンが熟れてきて、つぎつぎと旅立っていきました。
残りは1棟とすこし。
もう少し、収穫の喜びを噛み締めていたいけれど、
黄色い陽射しに焼かれていると、収穫はすばやくして
ハウスの中にいる時間は短くしないと体が持たないよ、という気持ちがまさり、
ひたすらにコンテナにメロンを詰め込んでいます。
さて、これから収穫する最後のハウスのメロンは、ど根性の持ち主。
このメロン、花芽が受粉して身が太り出すときは
これは大きく特上のメロンになるに違いない、という確信の持てる色と形をしていたのですが、
その後まる1ヶ月続いたの曇りの時代にほとんど様子が変わらず、メロンも作り手もとにかく忍耐を強いられておりました。
伸びたい盛りに、あるべき陽射しがなくひねくれてしまったかのかと心いためておりましたが、
ここ3日間晴天がつづき、これを待ちこがれたかのようにぐぐっと大きく太ってきました。
急激に晴れたおかげで、ハウスごと萎れるメロンも少なくありませんが
このハウスのメロンは青く厚い葉をしっかり広げて、
陽射しをたっぷり吸いながら深呼吸でもしているような雰囲気です。
青白かったメロンが、ほんのりベージュがかかってきたので、格段においしそうな顔にみえます。
この見るのもどこか気が重かったメロン達、良く耐えてくれました。
私どもも、あきらめず待った甲斐があり、重い肩の荷が下りた心地です。
そのおかげかどうか、私の脚の裏でも、何週間も悩まされていた魚の目があっさり取れました。
あとは、糖度の乗り具合をみながら
編目を盛り上げ、地肌を黄色く焼かないように陽射しを調整してゆき、出荷をまちます。
根性の味、どんな仕上がりかが楽しみです。
そうそう、メロンの届いたお客様から、
ご感想を伺ったり、ブログで取り上げていただいたりしています。
どれもこれも嬉しい内容で、uydaともども多いに励みになり
この先の大きな原動力をいただいております。
そうした思いをしっかり受け止めて、
最後のメロンがなくなるまで、出荷は出来るだけ丁寧に行っていこうと
思いをあらたにしました。
スイカ畑も、草刈りをしたり、裏側にも陽が当たるよう玉を返したり
地道に手入れを続けております。
昨年のようにあふれるほどは穫れませんが、こちらも仕上がり間近。
そして、最後のメロンが去っていったら、富良野の夏はおしまい。
じつに儚いものです。
畑の隅に成り始めた野菜たちをほそぼそと楽しみつつ
乾いた風が、日に日に冷たさを帯びて行くのを感じながら
雨の合間に片付けや、来年の準備にかかります。
メロンより丸い満月のもと、夜風がひんやりしてきた夏の終わりです。
23:02:05 |
momouyda |
|
DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
July 26, 2009
メロンにまつわる近況
はてさて、6月はじめ頃から延々2ヶ月間、ずっとずっとお陽様の恋しい状態が続いています。
こんなに続くとは誰も思っていず、野菜産地は不気味な沈黙が漂ってきました。
出面のおばちゃん達は、平成5年の米不足を思い出し
タイ米なんて食べたくない!と毎日のようにこぼしています。
今月中にあと3日、晴れる日があったなら、
全く状況は変っていただろうに。
変えようのない事を嘆いても、何の得にもならないとはいえ
辛抱もあほらしくなってきた今となっては、このような状況で何が起こるのか、じっくり出方を伺おうというもの。
そうしてメロンは、というと市場全体で2割は減っていて
残り半分となったシーズン中の出荷が増えたとしても、
取り返しのつかない少なさだとのこと。
一体メロンはどこに行ったんだ?
農協の集荷場でも市場でも、同じ疑問が飛び交います。
というような視野の広い話を、突然に始めたのには訳があって
山部特産であるキングルビーを広めようと、生産組合で試食会が行われ、
私も札幌のとある高級スーパーへお手伝いに行ってきたからです。
不況知らずのお客様も多いお店だけに、キングルビーの評判は上々でした。
味に感激して下さったお客様と談笑している間に、
反対側の手に持っていた皿の中のメロンが皮だけになっていたりして
皮のうえでカットされた一切れ一切れに爪楊枝を刺す間も惜しいほど。
持って行ったコンテナ2個半のメロンは、ほぼ4時間で一口づつ
お客様の一瞬の幸せとなり消えてゆきました。
その余韻と、キングルビーという品種名が結びついてくれたら、生産者たるもの、御の字です。
お客様の、単純においしいという表情を伺う事で、
私たちも自信を持ってお勧め出来るメロンを作っているんだ、という自覚も芽生えるので
良い機会だな、というのが率直な感想でした。
こうして味良く姿凛々しいものを作る機会を与えられたことに
あらためて喜びをおぼえ、私達に関わって下さった地元の皆様に
感謝あるのみです。
それで、肝心かなめの我が家のメロンはどうなのか。
たとえばハウス1本分がほぼ一気に穫れる、といったような
例年のドラマチックな展開とはまた異なる様子で
私どもを面白がらせてくれています。
ここのところ、たしかに少量ずつしか出荷出来ていませんが
曇天の淡く白い光のなかでじわりじわりと静かにしたたかに伸び続けており、
穏やかに成長したので大きくなりすぎず、
意外と全体的に形やネットに偏りが少ないのではないでしょうか。
今のところはそう見ております。
仕上がったものから、順次皆様のご注文にお応えしております。
味のお答えは、ご注文を頂いた皆様にも確かめていただきたいので
引き続き、どうぞお楽しみに。
まだ3棟分のキングルビーが巣立ちを待っていますので
追加のご注文も、お待ちしております。
23:03:11 |
momouyda |
|
DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks


